『ナイン・ストーリーズ』表紙&キャラデザインのメイキング

アフターナインのリリース記念に、『ナイン・ストーリーズ』のキャラクターデザインとイラストレーションを担当してくださった村田ポコさんが、本編表紙のメイキングを公開してくれました!
僕の打診からキャラデザインの過程、そして表紙制作の過程と、とても面白い読みものになっていると思いますので、是非以下のリンクよりどうぞ!

★宣伝「アフター・ナインストーリーズ」 - ムラタポ

ポコさん、本当にありがとうございました!

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*こんな表紙でした(クリックで拡大)。
ロゴなど表紙デザインは僕ですが、ほとんど何もやっていないような感じですね。笑

 

なお現在、ポコさんが制作した広告デザインが新宿二丁目でボーンとでっかい看板になっているようです。今年、一回も二丁目に行っていない気がするので(東京在住なのに二丁目に縁が薄いゲイです)見に行かないとー。詳細はコチラです。

 

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と、このまま終わるのも何なので、僕もちょろっとだけ書いておきます。

まず、ラフをいただいた時点でほぼ「コレだー!」な感じだったのですが、個人的に特に興奮したのが涼平です。顔の骨格首の太さなど、野暮ったさがありつつもそこにある種の愛らしさが滲んでいて、その絶妙なバランスに「ああ、こういう顔してやがったか……」と感動しました。
や、皆あまりにも細やかに再現されていて(数値上はほとんど変わらない宗匡と源太の体型の差の付け方とか!)マジで痺れたんですけどねー。服装も同じ、髪型にも大きな差がつけられない中でこれだけ個性をつけるというのは大変なことですし。

ポコさんのブログにもありますが、修正点で最も大きかったのが宗匡の顔です。
初稿ではクールな面が前に出ていたところ、第二稿で目が優しくなり、穏やかさや少年っぽさみたいなものが強調される感じになりました。
あとは髪型や体型の微修正が主だったのですが、壱成の体型をやや太くしていただいたときは「細身好きの俺がなんつー修正を……!」と葛藤がありましたねー。「でも、お前はガッチリ好きに愛してもらえよ、壱成……!」と涙を飲みました(大袈裟)。

そして表紙はもう、本当に感涙モノでした……。
佇まいや表情からそれぞれのパーソナリティが滲み出ていて。小説を書くのはなかなかに孤独な作業なので、一人でウンウン唸りつつ作り上げた世界とその住人に、こうして血を通わせていただけるっていうのはやばいです。めちゃめちゃ幸せな体験です。

下のイラストは読者の方が描いてくださった源太のイラストなんですが、ポコさんが魅力的に具現化してくれたキャラクターを、他の誰かが描いてくれる……ていうのもまた、僕的にはめっちゃ嬉しいです。なんだかキャラクターが生きているようで

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こういうのホントに嬉しいです!ありがとうございます!

ポコさんとの共同作業のおかげで、作品世界に奥行きが出た一作だと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

ナイン・ストーリース? -球児九人夏物語- side A

ナイン・ストーリース? -球児九人夏物語- side A

 
ナイン・ストーリース? -球児九人夏物語- side B

ナイン・ストーリース? -球児九人夏物語- side B

 
アフター・ナイン・ストーリーズ

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