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漫画の感想

雑記

サマキャン部長に漫画をいっぱい借りたので、今日はその感想をメモしておきます。

彼は本当に色々読んでてすごいんですよねえ。俺と違って小説も読んでるし、あの感じを見てると、俺は本を全然読んでないなーと思います。そういう勢いでのめり込んだものって、音楽以外にないなあ。その音楽ですらもう大して聴いてないってのが切ない!

思春期シンドローム(1) (アフタヌーンKC)

思春期シンドローム(1) (アフタヌーンKC)

 

フツーの女子高生(たち)版高校球児ザワさん的な雰囲気の作品で、オトナが一方的な感傷とともにキラキラした高校生を眺めるようなまなざしも、ちょっと似てるなーと思った。ザワさんが球児あるあるなら、こっちはJKあるある。

等身大のJK(ちょっと偏ってる気もするけど)を描いてるところもあって、すごく可愛いんだけど、女子に幻想を抱いていたい派の僕としてはやめてくれー、みたいなとこもありました。まあ、だからこそ僕はゲイやってんでしょうね、きっと。男にはありえない幻想抱けないし。女兄弟がいると、そういう幻想は早々にブッ壊されるんでしょうけど。

ところで余談ですが、ザワさんはちょっと男子感がわざとらしいというか、男子っぽく描こう!というのが逆に嘘臭いとこがあるので、僕は男子感という一点においては『ぼくらのカプトン』派です。

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

 

途中までは読んでたので続きを。朗読漫画ってだけでまず面白いですよねえ。Eテレ『ティーンズプロジェクト フレ☆フレ』という十代応援番組をやってるんですが、以前そこで朗読を頑張ってる男子高校生をピックアップしていて、ずいぶん独特な世界だなーと思いました。その彼はちょっとだけオタクっぽい喋りで、可愛らしい顔をしていて、しかしそういう自意識はまるでなさそうで、たまらんものがありましたねー。ってどうでもいいっすね。

で、コレはすごく面白い作品なんですけど、さすがに引っ張り過ぎなのでは?て気もちょっとだけ。基本的には朗読する人物が作品に線状的な方向付けをしてゆくという解釈主体の展開なので、飽きてしまうのと同時に理屈っぽさに少し疲れます。一気に読んだせいもあるのかもですが。解釈は一義的じゃないからこそ面白い、みたいな面ももっと描いてくれたらいいなー。

しかし熱量の高い漫画なのは確かで、キャラクターもみんな魅力的です。僕は北国なまりが好きなのもあって(ゲイの方言フェチは多く、割と多くの人は西〜南の訛りが好きっぽいですが、個人的には俄然北国です!)、それでいて温厚な谷村がガゼン好きなんですが、ヒゲとモミアゲが邪魔なのでどうにかして欲しいです。

ぼくらのへんたい(1) (リュウコミックス)

ぼくらのへんたい(1) (リュウコミックス)

 

この人のハナシはどれも面白いしすごい!て感じですけど、もう捻くれまくってて何がなんだか。女装美少年たちがそれぞれに抱えた事情もアレだし、そいつらが狭い世界の中で恋(だったり、そうじゃなかったり?)をするのですさまじい。こういうのに慣れてくと、何でも受け入れられそうな気がしますねー。"当たり前"をガンガンぶっ壊して欲しいです。

当然、志村貴子放浪息子と比較されそうなラインですけど、こっちの方が好みだなー。志村貴子の描く男子の方がかわいいけど。でも絶対に子供には読ませたくない。色々と固まったあとで読んでね、にしないとキケンっすわー。

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

 

で、3巻ぐらいまでは買っていたものの、途中で投げてしまった『青い花』。こういう終わり方で良かったです。でも、読んでていちばん可愛いなーと思ったのは、ふみちゃんに告白してきたDKだったので、俺って本当にクソホモだわな!と実感。

「呪いのことば」、良かった。もし『ナイン・ストーリーズ』をこんだけのボリュームで描いてたら、あるいはこういう展開だって書いてみたかったなと思いました。読んでてふみちゃん(=宗匡)とあーちゃん(=源太)で考えるともう、キュンキュンしちゃって。でもGLの方がこういうのはリアルですね。

足摺り水族館

足摺り水族館

 

全然知らなかったんだけど面白かった。えっ、ガロつげ義春?何?みたいな感じで読み始め、しかしスーッと不条理な世界に入れました。サブカルっぽい雰囲気ってつい敬遠しちゃうんですけどねえ。

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)

 

この人も面白いですねー。三文未来の家庭訪問の方が好みでしたが、読まさせられてしまった。伊藤計劃ネタ。1巻はただワクワク!だったものの、2巻には人文系の学生が色々かじった上でゴネゴネして描いたようなムードも若干感じましたねー。僕もそういうのちょっと好きだったので、懐かしいなあという感じもありつつ。

あとは、富沢ひとしが描いたらもっと理屈抜きでブッとんで、読者を置き去りにしてくれたかなあ、とか色々想像しました。今後の作品も楽しみっす。

失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

 

吾妻さんならではのノリで読みやすかったものの、「他人事じゃねー!」みたいな気分が強かったですねー。僕はたまにしか酒を飲まないし、飲みたいなってことも少ないんですけど、おそらくはアルコールだのニコチンだの薬物だのにめっちゃ依存しやすいクチだと思うので。

人間仮免中を先に読んでたのもあって、壮絶!みたいな気分にはならなかったものの、この内容がこんだけ朗らかなムードで、しっかりした漫画としてまとまってるのはやっぱり凄いですよねえ。

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こういう風に、自分で選んだ本とか音楽とか映画とか紹介すればいいんでしょうけどねえ。昔はそういうこともしてたんですが、今はそういう気分になかなかなんないです。あの頃ほど貪欲にあれこれ求めてない、ってのもあるのかなあ。

じゃあの!