やー、寒いっすねえ。冷え性の僕には地獄のシーズンが近づいております。
外に出る気も全然しなくなるので、小説の執筆にはいい季節なのかもわかんないですけど(夏場は極力屋外にいたいタイプなので、まるで書けません)、そんでも冬はイヤっすねー。寒いわ暗いわで気が滅入りますもん。そりゃ、ロシア文学だってああいうテイストになるってもんですよ。「ケ・セラ・セラ」的な常套句もロシア語の辞書にはないと思うんすよ(たぶん)。
まあ、雪山とかも行っちゃえばめっちゃ楽しいんですけど。なのに、パタゴニアのセールで上下揃えたウェアもほとんど出番ナシです。冬を越すので精一杯。毎年、越冬は僕にとってサバイバルですよ。学生時代は毎年冬休みになると赤道の方へ赤道の方へ逃げてたぐらいですし。はー、つらいです冬。つらたん、です。まだかなー、夏。
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★晋太郎『ナイン・ストーリーズ SideA』 - 小説☆ワンダーランド
と、唐突ですが、小説の書評ブログ『小説☆ワンダーランド』さんにて『ナイン〜』をご紹介いただいたので、リンクを貼らせてください。
僕が最も熱を入れたエピソード『月灯ラブレター』と、sideAでいちばんお気に入りの『微熱サンセット』に触れてくださっていて、とても嬉しかったです。電書としての作り込みの面も含め、注力したところに反応をいただけるのって、すごく報われる思い。本当にありがとうございました。
以前より読書メーターで他作についても書いて下さっていて「ああ、本読みの人が読んでくれてる喜び…!」と噛みしめてたんですが、書評は更なる喜びです。嬉しいなあ。
★日本版KDPは優れたゲイ作家を生み出した、不可視ヒロインラノベなど、10名 - KDP新人作家リスト
忌川さんのところで「KDP新人作家リスト」にも入れていただいてました。ゲイ作家?と気になって読んだら「お、おれだあ!」となり。嬉しいやら恐縮やらっす。ありがとうございます。
ちなみに「KDPがはじまってから書き始めたと聞いている」とありますが、『ナイン〜』はKDPでのリリースのために書いたものの、小説を書き出したのは『ナイン〜』を書く2年ちょっと前ですね。
1年目に関しては「書き方がサッパリわからん……」て感じだったので、ほとんど書いてませんでしたが、2年目に短編『サンキュー・マイフレンド』でようやく自分なりの書き方がちょっとだけ見えてきて、そのタイミングで読者さんが増えてきたということもあり、「あ、小説はこのまま書き続けたいかも」となりました。
僕は興味を持ったらとりあえずやってみるタイプだったんですが、「あ、サーフィン面白い!」となったかと思いきや「DJやる!」となったり、「四コマ漫画描いてみたい。絵、描く!」「自転車!」「ウクレレ!」と、移り気でどうしようもなく……。ですが、小説については「誘われてなんとなく始めました」だったのが、徐々に面白くなっていってるレアパターンなので、このままマイペースにやっていきたいなーと思ってます。歳を食っても続けられる趣味のひとつになりそうですし。
★» Kindle書評『蝶従偽蛾』と『天使たちのシーン』 かくれんぼ戦略
以前、『ナイン〜』のご紹介をしてくださった鳥居とりさん(コアな谷山浩子ファンで読書家のKDP作家さんです。ZABADAKとかのラインも聴かれるみたい)が、『天使たちのシーン』の書評をくださいました。こちらもすごく嬉しいご感想。ありがとうございます。
"「10代の、あの悶々と悩み苦しんでいる時期に、『答えを見つけた』と感じた時の気持ち」を思い出して"
という一文がまた、とても嬉しかったですねえ。
若い頃に抱える切実な悩みとひとことで言っても(当たり前のことではありますが)それはそれぞれの固有のものなので、その本質がとても近い場合もあれば、かけ離れている場合もあります。でも、各々が自身の悩みと対峙していた「あの感じ」はぼんやりとでも共有ができちゃうというか、そういうのが物語の良さですよね。
『天使〜』は内省的な(そこが冗長になってしまって、反省してるポイントでもあるんですけど)おはなしなので、読んだ方が自身の経験や感覚のもとに、あれこれ感じてくださったり、考えてくださったりっていうのが特に嬉しかったりします。
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うーん、しかしリアクションって本当に嬉しい。馬鹿のひとつ覚えのように嬉しいって書いてますけど、それっきゃない感じですねー。個人出版でほそぼそとやってる身としてはこう、ありがたいなあという気持ちでいっぱいです。楽しみつつ、がんばろう。